北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

9月27日(日)練習

今回の練習は、参加者3名、体験入門1名でした。運動会のシーズンだからか、いつもより少ない人数でした。

人数が少ないとひとりひとりの細かい点まで見ることができるので、たまにはこんな日があってもよいです。

また、日曜日の練習はいつもより時間が多くとれるので、しっかり練習することもできました。

初級クラスでは、白帯の課題(基本)を徹底的に行いました。審査まで、あと1ヶ月とちょっとですが課題はひととおり教え終わってます。

体力も全員ほぼクリアしているので、あとは立ち方や力の入れ方、蹴る時は足首をひくなどの点をもっと磨いていくだけです。

中級クラスでは、僕の今回の試合の反省点を改善するための練習を行いました。まずはトルリョ・チャギをたくさん蹴りました。

今まで、ヨッチャギは磨いてきましたけどトルリョ・チャギは意識して磨いてこなかったので今回より鍛えていきます。

そのほかでは、通常組手は相手は届かない位置にいるので、離れた位置から軸足を滑らせて前に入りながら蹴る練習と相手を追い詰めるためのコンビネーション、チルギ(パンチ)の練習を行いました。

今までは蹴る時は軸足を意識して蹴ってました。けどそれだと相手がさがったとき、空振りしてしまいます。

今日は蹴り足を意識して、相手がさがったら体をのばしたりして無理やりでも蹴り足を当てにいくようにしました。

今日練習したことを早く身につけて、この前負けた相手にリベンジしに行きたいです。今日の中級者クラスの練習は激アツでした。


最近、少年部で上手くなる子、上手くならない子が分かるようになりました。センスや身体能力うんぬんより『心』がかなり影響します。

センスのある子はもちろん上手くなるのは早いのですが、上達する子は素直です。

うちの少年部の子達は全員素直です。子供なのでときどき練習中に気がぬけることもあるけど注意したら、ちゃんと練習します。

素直な子は時間がかかっても必ず上達します。一方素直じゃない、先生の言うことを聞かない子は上達が遅いっていうか、上達しません。

こちらが必要な練習だからやっているのに、白帯の動作だからと一生懸命やらない色帯の子もいます。

僕に限らず、全ての指導員はテコンドーを教えることはできますが、テコンドーを上手くすることはできません。

上手くなるには本人の自覚と一生懸命練習することのみです。自分のやりたいことだけやる、きらいな練習はしない。自分が動きたいように動くでは上達しません。


以前東京にいたときにある芸能人の方が入会していました。僕は新入会者の担当だったので、指導させていただきました。

白帯の練習は重要だけど正直地味で面白くないと思います。けれどその人は僕の説明を一生懸命聞き、がんばって練習していました。

テコンドーだけでなく、仕事でも勉強の分野でもこの人はすごいと思わせる人は皆、素直で謙虚です。テコンドーにおいても運動神経や身体能力よりも心の方が大事なんだなと思いました。