北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

指導の難しさ

道場指導にあたり、僕個人の本音は道場生全員に将来は全日本や試合で勝つことを目標にひたすら厳しい練習をやりたいです。

全員が試合で勝つために、どんな厳しい練習にも耐えます!と言ってくれれば指導は大変行いやすいのですが、それだと若い男性しか練習についてこれないでしょう。

ある選手が大学時代にキャプテンをしていたときに後輩から「皆が皆、○○みたいに試合で勝つためにやってると思うな!」と言われたことがあるそうです。その人は楽しくできればよかったそうです。

健康維持のために入会した人がミットを200本も300本も蹴らされ、組手ばっかりだったら道場に来たくなくなるんじゃないでしょうか。

テコンドーは武道です。武道のいい点は老若男女だれでも自分のペースで練習が出来ることです。
しかし格闘技の側面もあります。

健康のためにやってる人、試合で勝つために道場へ来る人、仲間を作りに来てる人、様々な目的で皆テコンドーをやってると思います。

関東圏の道場みたいに少年部、女子部、成年部。さらにヘルシークラス、選手クラスなど目的を明確にすれば指導者にも道場生にも目的に合致した練習ができると思いますが地方の道場では、それは難しいです。

また、現在は白帯の道場生がほとんどです。色帯が増えてくれば状況をもう少し変えることができるので、北九州クラブにとって僕はここ2~3年が将来のステップアップ、レベルアップのために耐える時期だと思っています。

常に変わらないスタンスは、テコンドーを楽しんでほしいということです。せっかくやりたいと思って始めたのですから・・・