北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

4/5(火)本日の練習

更新が遅れてしまいましたが、4/5(火)の練習です。この日の練習参加者は、少なく少年部3名でした。

練習時間が限られているので、最近は、ストレッチや体力トレーニング、壁蹴りなど必要な練習は毎回し、練習日ごとに重点項目を作って練習しています。

今回は、トルリョ・チャギを重点的に練習しようと思い指導をしていました。

動的ストレッチをかねて、ネリョ・チャギをしてから壁についてトルリョ・チャギを蹴るよう全員に指示しました。が、全員なぜかアプチャ・オルリギを蹴り始めました。

号令の合間にアプチャ・オルリギじゃなくて、トルリョ・チャギだぞって注意しても直らないので、いったん止めて再度、目の前でやってみせて蹴らせました。

今度は、トルリョ・チャギを蹴りましたが軸足が回ってない、スピードがない、フォームがおかしいなど散々でした。

いつもの壁蹴りの流れだと
アプリョ・オルリギ → ヨッチャ・オルリギ → ヨッチャ・チルギ → トルリョ・チャギと蹴ります。

ということは、いつもの順番とおりじゃないとできない。もっといえば、説明・話を聞いて言われたとおりにすることができないってことです。

もちろん、僕は蹴る前に技の名前を言い、目の前で何回もやってみせてから練習するようにしています。

この日は、今まで何を練習してきたんだと思い、正直愕然としてしまいました。

最近、少年部はゆるんでいる気がします。大きい声もでていないし、一見練習しているように見えるけれどなんとなく、ただやっているだけで悪い意味で練習に慣れてきた気がします。

練習前にアップをかねて縄跳びをしています。少年部の試合時間と同じ1分30秒連続で跳べたら、縄跳びは終了です。が、全員1分30秒跳ぶのに、5分以上かかるんです。

20秒跳んではひっかかり、すぐ跳べばいいけど20~30秒ほど時間がたってから、跳びはじめるって具合で、いつまでたっても終わりません。

面白いもので、大人・子供関係なく、練習への取り組み方がちゃんとしている人ほど縄跳びにひっかかりません。道着のすそがひっかかったりで、全くひっかからない事は難しいかもしれませんが、一生懸命練習に取り組んでいる人は、ひっかかってもすぐに跳びはじめます。

昨年の昇級審査1ヶ月前は、いい意味で緊張感がありました。審査の内容も、ほぼ満足いくもので、やっとここまでになってくれたかと嬉しく思ったのを覚えています。

練習していても本人に注意されたことを直そうという意識がないので、何度も同じことを注意されます。力を入れろ、正しいフォームで蹴ろ、コンヌンソギを広くとれなど毎回同じ人に同じことを注意しています。

難しいことを要求しているわけでは、ありません。テコンドーをやっていなくても手の組み方などは5分もあれば出来るようになるでしょうし、体をこういう風に動かそうと自分が意識するだけです。

また、ちょっとキツイ練習内容を伝えると「え~」って声に出していう子もいます。毎回、たしなめますが直りません。

ただ、これは僕にも責任があると思っています。指導は練習メニューを考え、毎回一生懸命行っていますが、もっと練習中の空気を緊張感のあるものに変えることをしないといけないと思います。

体を動かすのは筋肉ではなく、意識です。

心がしっかりしていないから、ストレッチもできるようにならないし、体力もない。技術も粘り強さも足りないってことになるんです。

次回はそういう事も踏まえて練習の方法を変えていこうと思います。粘り強さと体力を養う意味でもアンヌンソギの姿勢のまま、30分っていうのもいいかもしれませんね。