北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

10月27日(火)本日の練習

本日は来月の昇級審査対象者のみ練習を行いました。

準備体操後、ストレッチ、壁蹴りをしてから昇級審査形式で練習を行いました。

その後は自主錬形式で、それぞれ改善点を注意しながら練習を行いました。今日のテーマは『体重移動』と『アップダウン』です。

動作の前に体を上に引き上げて、動作の瞬間にダウンするサインウェーブと呼ばれる動きはテコンドー独特の動きです。

みんなこれが、なかなかできないです。空手だと頭の高さを変えないというのが普通なので、アップダウンは皆難しいようです。

また、サインウェーブを行うためには、その前の体重移動が重要です。基本動作に限らず、蹴るときも必ず軸足に体重をのせます。基本動作(手の動作)を行っているのに、実は間接的に蹴りの練習にもなってます。

以前、華麗な蹴りを身につけたいので、蹴りだけ習いたいという問い合わせがありました。個別指導は行わないというより蹴りだけやっても蹴りは身につかないし、武道なので好きな事しかしないというのは認めません。

↑というふうに答えたのですが返答すらありませんでした。まあ、失礼極まりないです。

以前の僕のテーマは、「型をやって組手を強くする」でした。型と蹴りは車の両輪のようなものです。片方だけでは成り立ちません。

さらに、手でできないことが手より不器用な足でできるはずがない。

型で決まった動きができないのに組手で、自由な動きができるはずがない。また、型で立ち方、姿勢が悪い人は組手でも姿勢が悪いです。

組手の全日本入賞者が型でも全日本入賞者であることが多いことから、型の重要性が伺えます。

以前、北九州クラブは組手をしない。うちは組手をやらせたいといって辞めた人がいましたが、うちは組手をしないわけではありません。

正確には「組手をしないのではなく、組手をさせられない」です。技術も体力もない子に組手をさせるわけにはいきません。しかし、できる人には白帯でも軽めの組手をさせることもあります。

「鼻血がでようが骨が折れようが文句を言いません!」ぐらいの覚悟があるのなら、別にさせてもいいですが。

なにはともあれ、型です。型には立ち方、姿勢、リズム、呼吸、動きの緩急などテコンドーに必要なものがあります。

理想は型でも組手でもチャンピオンです。