北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

9/5(日)本日の練習 ~元気があれば何でもできる

今日の練習参加者は、少年部4名、大人2名、見学2名でした。

少年部に元気がないので、今日は声を出す練習からしました。離れたところに立たせ、1人ずつ小学校名、名前を大きい声で言わせ、声が小さかったら何回も言わせました。

また、昇級審査の意思確認をしました。「審査受けたいか?」と問いかけ、受けたいのであれば、「受けたいです」と言うのを大きい声で言わせました。そして「受けてどうするんだ?」と問いかけると、全員「黄帯になりたいです。」と大きい声で返事をしてくれました。

ここで一点修正しました。「黄帯になりたい」ではなく、「黄帯になります!」と大きい声で言ってもらいました。

人間の脳は現実と想像の区別がつかないそうで、いいインプットをしてあげるとそれをかなえようと脳が全力で働いてくれるそうです。なので、今日は「黄帯になります!」と大きい声で言ってもらいました。

そういえば、『柔道部物語』で主人公が「俺って天才だ~!」、「俺ってストロングだぜ~!」って叫んでましたが、案外これは理にかなっているそうです。

今日は、いい意味で裏切られました。今日の練習は、大きい声を出す練習だけで終わるんじゃないかと心配していましたが皆いつもの2倍ぐらい声を出してました。

なんだかんだ言ってもうちの子たちは素直です。家でも親御さんが練習させてたみたいで大変ありがたいです。

やはり元気があると動き、表情が違います。いつも表情の暗い子も今日は明るかったです。子供たちに大きい声をださせるために、今日は僕もいつも以上に大きい声で話しました。

大きい声をだす、あいさつをする、返事をする。これらが習慣になってくると子供は確実に変わります。

メジャーリーグは上から、メジャー→3A→2A→1Aとありますが下部組織にいくほど規律が厳しくなり、いちばん下の1Aはまるで軍隊みたいだそうです。

朝のミーティング中は若い選手たちが体育座りをしてコーチの指示をノートにメモし、グラウンドからグラウンドへ移動するときもコーチの号令に合わせて足並みをそろえて走る。

ある意味、日本の高校野球よりも厳しい規律をもって行動しているそうです。

かたやメジャーの選手は本当に和気あいあいと楽しくベースボールをやっている。自分たちの頭で考えたプレーができるようになり、ファンを裏切らない人間性を身につけてメジャーに昇格するまでの基礎つくりとして、マイナーリーグでは軍隊のごとく徹底的に教育する。

それがメジャー流の人材育成術だそうです。

今まで僕は技術の方が若干、先だと思ってました。

強い人、上手い人は人としてもしっかりしてるので、技術を上げることで精神レベルも上がると思ってました。しかし、少年部は大人の指導よりもかなりマンツーマンで指導しているのに、思ったほどの上達はありませんでした。まずは精神でした。

そうはいっても技術も1年以上口をすっぱく何回も言ってるので気持ちがのっているときは、いい動きをします。

人として当たり前のことができて初めてテコンドーが上達します。大きい声を出すと元気がでます。これからも大きい声を出して気持ちを盛り上げてから練習に入ろうと思います。