北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

道場

練習しようと思えば、まず道場に来なければなりません。しかし、道場に来て、そこにいるだけで上手くなるわけはないし、嵐がとおり過ぎるのを待つように練習が終わる時間が来るのを待っているだけでは上手くなりません。

しかし、やはり道場に来なければ上手くなりません。当たり前ですが、道場に来る回数と上達度は比例します。道場にはほとんど来ないけど家でものすごく練習して、とんでもなく上手くなる人なんて存在しません。

そもそも、それだけ練習する人は道場に来たくてたまらないでしょう。

また、どこの道場の先生も教えることはできますが、上手く・強くすることはできません。あくまで本人が意識して練習しないと上手くなりません。

理想はやはり、ふだんからしっかり練習をしておく。審査・試合前はいつもよりさらに練習をすることです。

道場にふだん、あまり来ないのに審査前だけがんばっても駄目です。テコンドーでは、テストの一夜漬けのようなことは通用しません。

仮に、それで審査に合格したり試合で勝っても何も残りません。また、それを認めると何度でも同じこと(審査・試合前だけ来る)を繰り返します。

少し話は変わりますが、数年前テコンドーがしたいけど家が遠いので頻繁に通えないという生徒が2人いました。2人とも帯が赤、青だったので僕も練習できると思い、毎週、下関市立大学と博多に僕は通っていました。

今はこの二人、テコンドーをやってないです。結局、道場が遠くてもテコンドーがしたいから、がんばって練習に行こうと思うか、来てくれるのであればやろうかな?という意識の違いだと思います。

ちなみに僕は社会人1年目、熊本に住んでいたのですが、月に1、2回寺田指導員率いる宮崎道場まで九州横断して通ってました。好きなことなので、ツライなんて考えもしなかったです。

今度、審査受審予定の道場生が時間のあるときに練習を見てくれないかと言っています。この道場生は月に1、2回練習に来る程度です。

一夜づけするみたいで正直僕はイヤです。毎回、練習にきちんと来てる生徒がもっと練習したいから別の日に見てくれないかというのであれば喜んでいきます。

以外と手をかけた人ほど上達しません。以前、下関のY内くんが審査を受けるという事で、M指導員、N川さん、A本さん、僕と黒帯4人がかりで教えたことがありますが、結局Y内くん審査に落ちて逃げました(やめました)。

手取り、足取り、かゆいところに手が届く指導をした人ほど上手くならないし道場に残りません。

上手くなる人は、ほっといても上手くなります。ほっとくといっても本当にほっておくわけではありません。あくまで、通常は全体練習で教えるということで、30分も1時間もできるまで横についてあげたりはしないという事です。

仕事で新人に教えるときもそうですが、一番いいのは『関心を持って放置』がいいそうです。完全にほっとくわけでもないし、手取り足取りつきっきりでもない。

関心を持ってるけど、あえて口を出したりしない。何かあったときだけ見てあげるのがいいそうです。


一夜づけのようなことをしてまで審査を受ける必要があるのか?それだとメッキです。メッキはすぐに剥がれます。

今週は練習日を2回増やしているので、それに来たら考えようと思います。