北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

中四国大会を終えて

先日、広島で中四国大会、西日本選考会が開催されました。

僕は、型も組手も何故か去年と同じ選手と対戦しました。今回は、今までで一番練習できませんでした。試合直前の2、3週間は周に1、2回しか練習できてませんでした。

仕事中は、休憩もないまま残業ばかりで家に帰ってもいつも間にか寝てしまい、食事も1日に1回か2回しか摂っていなかったので、ライト級なのに体重も58.6kgまで落ちてしまいました。

練習してないわりには、動けた気もしますが、やっぱり全然駄目です。練習してたら勝てたとは言えません。今の試合のレベルは一昔前とは、比べようもないぐらい高くなりました。

各階級みても全日本に出場したことがある選手ばかりでした。型も昔は、上手くない選手もいたのですが1段型なんか選手の目線で見ても違いが分からないぐらいレベルが拮抗していました。

今回僕は、数ヶ月前から意識して目を鍛えてきました。そのおかげか蹴りはよく見えました。けどチルギは、言い訳のしようがないくらい、きれいにもらってしまいました。

試合のあと、対戦相手や試合を見てた人、師範からアドバイスをもらいました。道場で練習してても自分で意識してないところが弱点だったりします。

また、変えるべきは技術だけではないことにも今回気づきました。試合には負けましたが、今回は一番収穫がありました。試合の後、2日間、試合の内容や師範から言われたことを考え、ひとり反省会をしました。

今後どういう練習をしていくか、弱点をどう改善するか、方向がようやく見えてきました。

今回、自分の試合もあり道場生(少年部)の試合もありましたが、やっぱり意識も分散されるし、アップも十分にできないので両方はキツかったです。

今回は、少年部も型に出場しましたが、よくも悪くも練習どおりでした。やっぱり練習で注意されるところが原因で負けました。

ただ試合して勝った、負けたでは何も得るものがありません。負けるときは、必ず原因があります。何故、負けたか考えて原因を突き詰めて改善しない限りは、また負けます。

型は、試合中相手の演技を見ることができません。でも自分に勝った相手の試合は次に見ることができます。おそらく少年部は、どこの道場に誰に負けたのか?相手は何が自分より良かったのかは見ていないと思います。

経験を積ませるために出場させましたが、少年部は何かを感じることができたか?

正直、まだ早かったのか?と思いました。試合直前に「どうしたら、いいですか(勝てますか)?」と聞いてくる子もいました。

試合の事は、1ヶ月ぐらい前に言ってるし、直前に何か変えたぐらいで勝てるほど試合は甘くありません。技術ではなく、やはり試合に対する意識、心構えがかなり足りません。

また、来年は組手に出るから組手の試合を見るように言いましたが、ほとんどの子が見ていませんでした。

男の子は、普通強くなりたい!かっこいいから、あの技やってみたいと思うのが普通だと思うのですが目の前で試合してるのに興味すらないようです。

人間キライなことはできるようにはなりません。逆に好きな事は、しんどくても楽しいので、練習してどんどん上手くなります。

少年部がなかなか上手くならないのは、練習時間が少ないことだけじゃなく、この意識の低さだと思います。技術は教えることができますが、心を変えるのは一番難しいです。

組手が強い子は、だいたい負けず嫌いだったり、やんちゃです。でも負けず嫌いになれっていって、大人しい子を負けず嫌いな性格にする事はできません。

どうやったら興味をもってくれるのか?どうしたら、一生懸命練習するのか?

数年前も全く上達しない子がいたので、一時期は夜も眠れないぐらい悩みました。

あきらめる事ができれば楽ですが、少年部を緑帯にして組手で勝てるぐらいに成長させることができれば自分の成長にもなるので、がんばろうと思います。