北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

システムを変える

僕はIT業界に勤めています。IT業界っていうと「かっこいい」とか「華やか」というイメージみたいですが実際は、かなり地味です。

どの業界でもそうかもしれませんが、IT業界は特にミスを起こさないようなしくみを作っています。ヒューマンエラーや、うっかりで、大事故が起きないように、例え気持ちがのっていなくても、やる気がなくてもミスが起きないようなシステムが作られています。

ここ最近練習のやり方で悩んでいましたが、練習のやり方(システム)を変えようと思います。

人間がやる気になるときは、「欲」「危機感」の2つしかないそうです。

「欲」とは例えば、試合で勝ちたい、昇級したいなどです。「危機感」は、後から入ったあいつに(帯が)追いつかれるや試合で負けるかもしれないなどです。

昇級したいけど練習しないって人は、おそらく心の底からの欲求じゃないんです。

次回の練習は、大きく3つにクラスを分けます。少年部と成年部、少年部はなおかつレベルに応じて2つに分けます。一番下のクラスは、30~40分で練習が終わると思います。

まずは、ストレッチをしっかりやってテコンドーに必要な体を作らないといけません。その壁を越えない人に、その先はありません。

また、ストレッチや体力は僕がつきっきりでなくても1人でもいくらでもできます。

以前、師賢が「拳立ては本来、審査でする必要はない。皆やらないから、審査でしないとしょうがない(言われなくてもやってて当たり前)」と仰っていました。確かにストレッチや体力トレーニングは家で1人でもいくらでもできます。

自分からやるという意識がなければ上手くなりません。テコンドーを教えることはできますが上手くしてあげることはできません。上手くなるかどうかは結局、本人の努力と気持ちしだいです。

できる人もできない人も同じような練習内容だから、ストレッチができない事に危機感をもたないのだと思います。

本来、体力トレーニングやストレッチは道場でする必要がないんです。大人は仕事で遅れて準備体操ができなかったり、ケガの防止のためにしますが1人で出来る事は家でしっかりやって道場ではミット蹴りや組手など相手がいないと出来ない練習をするべきです。でないと時間がいくらあっても足りません。

また、大人の練習時間を増やしたいとも思っています。平日でいえば1時間20分ぐらい少年部の練習なので、成年部は、少し型をやって、ちょっとミット蹴りしたら、もう練習が終わってしまいます。

忙しい合間をぬって来てくれているのに、これでは申し訳ありません。次回からは、大人の練習時間も子供と同じ時間しようと思います。

道場に来たくなくなる子(やめる子)もでるかもしれません。でもやめさせないでほしい、イヤな事からすぐに逃げる子にはなってほしくないし、これぐらいで逃げ出すようでは世の中生きていけません。

難しいことを要求しているわけではありません。試合に勝つのは難しいけど緑帯までは、ちゃんと練習すれば誰でもなれます。

できないのは、練習をしていないだけです。全員が早く次の昇級審査を受けれるようになってほしいと思います。