北九州テコンドー道場ブログ

ITFテコンドー北九州道場のブログです。

昇級審査

昇級審査。それは、自分の力が試される。また、練習した成果をだす場です。

最近は自分の力が試されるのがイヤな人が増えているそうです。他の道場で聞いた話ですが、キチンと練習にきて着実に上手くなっていたのに「来月審査受けようか?」というと翌週から道場に来なくなり、連絡もつかなくなったそうです。

また、最近はどうか知りませんが、一時期小学校では運動会のかけっこなどで最後は並んで手をつないで、いっしょにゴールすると競争したり優劣をつけるのはよくないという考えがありました。

そういえば、けっこう前にある政治家が「かけ算ができないのも個性」とかびっくりすることを仰っていました。

競争はよくないと言っても世の中にでると必ず競争があります。また、競争をし、勝ちたいと思ってがんばるからこそ全体のレベルが上がります。

がんばった人は評価される、がんばらない人は評価されないという事を道場生には分かってほしいし、しんどくてもがんばれば昇級審査を受けて帯が上がったり、試合に出れたりと楽しいことが起こりますが、がんばらないとどんどん周りの人においていかれます。

昇級審査は師範が審査官をされるので、僕ら以上にあらゆることが分かります。蹴りや動きをみるだけで筋力・体力・柔軟生など完璧に見抜かれます。

しかし、審査だけでは表に出てこない部分もあります。そういう審査で表面化しない部分は、おそらく師範達も審査を受けさせるぐらいだから、この部分に関してはきっとできてるんだろうと僕らを信用してくれていると思います。

なので、審査だけでは分からない部分に関しては、しっかりフィルターの役割を果たしていけるようにしていかなきゃいけないと思います。

人間は誰しも繰り返すことが嫌いです。例えば会社に行く途中、忘れ物をして家に戻る時、すごく憂鬱にならないでしょうか?
同じことをするのは(1度通った道を再度通る)無駄だと脳が判断するためだそうです。

しかし、勉強でもスポーツでも繰り返すことでしか上達できません。同じ技を10回しかやらない人と100回、200回やった人と差がつくのは当たり前です。

もっと僕も基本を徹底的にしようと思います。